どうしてこうなるの?私達の日常生活

車を走らせて約1時間
城島の車は、ミヤサカの自宅前に到着した。

「うわ~っ!」
「久しぶりに来た、おじさんの家。」

高級マンションの玄関でミヤサカの自宅番号“2203”を押す城島。その後ろで、桜と守がニコニコしながら待っている。

ピ~ンポ~ン!

“Hey!!”
「すいません、お邪魔します。」
“どうぞどうぞ!”
「お前の家じゃないだろ!!」

ロックが解除され、エレベーターホールに行くと、すでにエレベーターは到着していた。
「あれ、ボタン?」
ボタンを探す桜に「ここ、自動だし。」と呟く守。その様子を見た城島は「大丈夫かな・・・今日。」と少し不安になっていた。

22階に到着したエレベーター。
扉が開くと、そこで進が待っていた。

「兄貴、最下位(笑)」
「当たり前だろ、ってかその服(呆)」
「ここ来るまでの間に、フォンキー(=24時間営業の店)寄ったし(笑)」
「ノリノリじゃん・・・先輩(泣)」

そういいながら、進についていく城島。その後ろを桜と守がついて行くのだった・・・。

ガチャ・・・
ド~ン!!

「Welcome!!」

巨大クラッカーを城島達に向けて放ったミヤサカ。その結果、城島、桜、守はリボンだらけになり、玄関が紙ふぶきだらけ。

「先輩、今何時だと・・・」
「11時デスケド(テヘッ!)」

「11時だったら・・・これだめでしょ!」

「大丈夫!コノフロア僕ダケダカラ(笑)」
「いや、上下、上下!」
「気ニシナイデ~ス!!」


そういいながら、ミヤサカは、城島たちをリビングに案内するのだった。
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