恋踏みラビリンス―シンデレラシンドローム―
それを聞いた女子社員たちは、ひどい!最低!と、まるで自分が被害者のように感情移入して私に加担してくれた。
浮気相手の人は、前にも誰かの彼氏を寝取ったんだからとか、彼女がいる男を落とすのが趣味な最低な女だとか言い出して、浮気相手への文句や悪口は尽きる事がないんじゃないかってほど出てきた。
元々女子社員からは嫌われていた人だったから余計にだったんだと思う。
あまりいい噂を聞かないのも事実だったし。
だけど、何か仕返ししてやろうと意気込む彼女たちをやんわりと断った途端、つい今まで味方してくれていたハズの彼女たちは態度をガラっと変えた。
いい子ぶってる。前から思っていたけど八方美人だよね。そんなに周りの目が気になるわけ。一緒に話してるとイライラする。
口を揃えてそう私を責めたてた後、同情してくれていたハズの女子社員は私に軽蔑するような眼差しを送った後、背中を向けた。
それから一切話してくれなくなった女子社員たち。
それは徹底されていて、仕事の内容で質問しても無視されてしまう状態だったから、会社側の取った選択はあながち間違ってはいなかったのかもしれない。
私がいたところで、無視されてる状況下では仕事もろくにできないだけだったのだから。