『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
やっぱり東京が主戦場というのを意識しているのだろう、秀一郎が。
「それでは歌っていただきましょう、Super ㎡で曲は『超絶S-steady』! 」
メインスタジオに作られたセットの中、2人の曲が始まる。
前奏の間2人は固く抱き合い、歌が始まった瞬間、鎖が宙を舞った。
その様子はキレイで、思わず口を開けてみとれてしまう。
ダンスも振り付け通りだけれど、互いを結んでいる鎖を上手く利用し、ギリギリの長さだというのに、動きがシンクロしているから少しの乱れも無かった。
会場に居る観客達も歓声を忘れ、見入っている。
こんなの初めてだ、きっと……。
歌が終わり、席に戻るとタブチさんがホメちぎる。
「いやー、凄いね! 鎖でつながれてても、ヨロけないし。相当、練習したでしょ」
「しましたわー、最初は大変やったけど。俺らホンマに一緒やから」
「な」
互いの視線を合わせ、うなづく。
キャァァーという歓声、そりゃ刺激されるだろう。
美少年2人が妖しげな発言なんかするから。
「それでは歌っていただきましょう、Super ㎡で曲は『超絶S-steady』! 」
メインスタジオに作られたセットの中、2人の曲が始まる。
前奏の間2人は固く抱き合い、歌が始まった瞬間、鎖が宙を舞った。
その様子はキレイで、思わず口を開けてみとれてしまう。
ダンスも振り付け通りだけれど、互いを結んでいる鎖を上手く利用し、ギリギリの長さだというのに、動きがシンクロしているから少しの乱れも無かった。
会場に居る観客達も歓声を忘れ、見入っている。
こんなの初めてだ、きっと……。
歌が終わり、席に戻るとタブチさんがホメちぎる。
「いやー、凄いね! 鎖でつながれてても、ヨロけないし。相当、練習したでしょ」
「しましたわー、最初は大変やったけど。俺らホンマに一緒やから」
「な」
互いの視線を合わせ、うなづく。
キャァァーという歓声、そりゃ刺激されるだろう。
美少年2人が妖しげな発言なんかするから。