『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
「なんや、また新しいヤツが来たんかいな」
万里也は不機嫌そうな顔で、クシャクシャのクセが強い銀色の毛をかきあげる。
間近で見ると、目の色が青くて肌も真っ白。
クォーターでも、遺伝が強いタイプだ。
「大沢 志穂と申します、これからお2人を担当させていただく事になりました」
「志穂だか脂肪だか分からんな、その体」
コンプレックスを、一気に突いて来るとは……。
「まあええわ、いつまで持つか試したる」
「よろしくお願いします」
きっと、あたしの顔は引きつっていただろう。
負けるか、こんな17歳の子供に。
「秀一郎、新しいマネージャーやって」
「ん? 」
参考書から上げた顔は、坊ちゃん刈りに鼻筋の通った和風美少年。
着物が似合いそうなタイプ。
お母さんのマチコさんは、京都の芸妓さんの娘だから、その遺伝だろう。
「よろしゅう」
一言です、一言ですよ。
興味無いのね、誰がマネージャーになろうが。
万里也は不機嫌そうな顔で、クシャクシャのクセが強い銀色の毛をかきあげる。
間近で見ると、目の色が青くて肌も真っ白。
クォーターでも、遺伝が強いタイプだ。
「大沢 志穂と申します、これからお2人を担当させていただく事になりました」
「志穂だか脂肪だか分からんな、その体」
コンプレックスを、一気に突いて来るとは……。
「まあええわ、いつまで持つか試したる」
「よろしくお願いします」
きっと、あたしの顔は引きつっていただろう。
負けるか、こんな17歳の子供に。
「秀一郎、新しいマネージャーやって」
「ん? 」
参考書から上げた顔は、坊ちゃん刈りに鼻筋の通った和風美少年。
着物が似合いそうなタイプ。
お母さんのマチコさんは、京都の芸妓さんの娘だから、その遺伝だろう。
「よろしゅう」
一言です、一言ですよ。
興味無いのね、誰がマネージャーになろうが。