『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
この2年間、綾女は何にも変わってない。
彼女らしいと言えば、彼女らしいけど。
「ね、これからどこに行くの? 」
「お店に顔を出しに行くんだ、良かったら来る? 」
「行くー」
二丁目まで引き返す最中、懐かしい話に花が咲く。
「あのレイ君はどうなの? 」
「レイ君ーあー、居たねぇー」
忘れてるし、あの箱根の夜をまだあたしは覚えてる。
さんざんな目にあわされたのだから、あれが無ければ、いや、あったとしても今の状況かも。
敬介、今、何しているんだろうと考えていたら、綾女に突っ込まれる。
「ねー、鳴瀬さんとはーどうなのー? 」
「うん、まあ」
「すごいよねー、この間はーhanhanでー半分ハダカになってたしー」
そう、敬介は事務所の命令で女性誌のグラビアを飾った。
あたししか知らない彼の素肌が、皆に公開されて少しムッとしたけど、でも、人気商売だから仕方ないと思う。
ちゃっかり、その号は2冊買ったけど。
彼女らしいと言えば、彼女らしいけど。
「ね、これからどこに行くの? 」
「お店に顔を出しに行くんだ、良かったら来る? 」
「行くー」
二丁目まで引き返す最中、懐かしい話に花が咲く。
「あのレイ君はどうなの? 」
「レイ君ーあー、居たねぇー」
忘れてるし、あの箱根の夜をまだあたしは覚えてる。
さんざんな目にあわされたのだから、あれが無ければ、いや、あったとしても今の状況かも。
敬介、今、何しているんだろうと考えていたら、綾女に突っ込まれる。
「ねー、鳴瀬さんとはーどうなのー? 」
「うん、まあ」
「すごいよねー、この間はーhanhanでー半分ハダカになってたしー」
そう、敬介は事務所の命令で女性誌のグラビアを飾った。
あたししか知らない彼の素肌が、皆に公開されて少しムッとしたけど、でも、人気商売だから仕方ないと思う。
ちゃっかり、その号は2冊買ったけど。