『イロモノなアタシⅡ 小鬼更正計画』
ママのお説教を受けた後、席に戻り、すでに盛り上がっているクミさんと綾女の間に割って入った。
「シホちゃん! 遅いぞー」
「ママからの説教が長くて、さ、飲もう! 」
「うんー、クミさんもどうぞー」
3人で盛り上がっていると、そこへミミちゃんが現れる。
「た……助けて」
「どうしたの! ミミちゃん」
「蘭子さんが、蘭子さんが」
席を見ると、蘭子さんがシークレットヘアで有名な会社社長のカツラを取り上げ、自分の頭にヘアピースのように乗せて、足を大また開きにしてジョッキでシャンパンを飲んでいるのが見えた。
荒れている、あれはかなりキている証拠。
「おいーコラー! ピンドン持って来い! 」
「ら、蘭子ちゃん? 」
これは何とかしないと、お客さんもカツラを取り上げられてふるえているし。
「ごめん、ちょっと行って来る」
「えー、志穂ちゃーん」
「蘭子さん、ほっとけないし」
「頑張って、もうシホちゃんしか頼れないから」
2人に見送られ、蘭子専用シートに向かう。
「シホちゃん! 遅いぞー」
「ママからの説教が長くて、さ、飲もう! 」
「うんー、クミさんもどうぞー」
3人で盛り上がっていると、そこへミミちゃんが現れる。
「た……助けて」
「どうしたの! ミミちゃん」
「蘭子さんが、蘭子さんが」
席を見ると、蘭子さんがシークレットヘアで有名な会社社長のカツラを取り上げ、自分の頭にヘアピースのように乗せて、足を大また開きにしてジョッキでシャンパンを飲んでいるのが見えた。
荒れている、あれはかなりキている証拠。
「おいーコラー! ピンドン持って来い! 」
「ら、蘭子ちゃん? 」
これは何とかしないと、お客さんもカツラを取り上げられてふるえているし。
「ごめん、ちょっと行って来る」
「えー、志穂ちゃーん」
「蘭子さん、ほっとけないし」
「頑張って、もうシホちゃんしか頼れないから」
2人に見送られ、蘭子専用シートに向かう。