Bitter Sweet
でも、蓮はちゃんと私を捕まえてくれてた。


それが分かって、ヘナヘナっと腰の力が抜けていく。


「ひかり?」

顔を覗き込んできた蓮は、優しくも力強い瞳で私を見据えた。

私は蓮のコートを掴んだまま、熱の込み上げる瞳で真っ直ぐ見つめ返す。


「…おばあちゃんになっても、こうして手繋いでくれるんだよね?」

繋がれた手をひょいっと上に挙げる。

「当然。」

口の端を持ち上げて生意気にニヤニヤ微笑う蓮につられて、笑顔になった私は、素直な気持ちをぶつけることにした。


「私も…一生、蓮の隣に居たい。」


「…うん。いろよ。」

蓮の手が私の頬に優しく添えられ、少しずつ顔が近づいてくる。その瞳の中に自分の姿を見つけた。


「ひかり、…愛してる。」

その言葉と、唇が降りてくるのを同時に受け止めて、

私達は観覧車の天辺で、
長い、永いキスを交わした。

それはまるで、永遠を感じられるような。

誓いのキスのようだった。


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