Bitter Sweet
「俺、あの後、しばらく彼女作らなかった。」
「え…どうして?」
視線を落として昂くんは続ける。
「なんだろな、こう…心にポッカリ穴が空いたって、こういう事かって。初めて知ったから、かな。」
昂くんが持つグラスの氷がカラン、と音を立てて響く。
「その穴を、代わりの誰かで埋めたり出来なくて。自然とふさがるの待ってたら、一年位かかったかな。」
…うそ。
だって、一応、私がフラれたのに。
きっと、かわいくてキレイな女子大生がいっぱいいて、新しい彼女作って、楽しく過ごしてるんだろうな、って。
私の事なんて忘れて、って。
そう、思ってた。
だから、私も早く忘れなきゃって、受験勉強必死にやって過ごしてた。
「そんな…だって、昂くんが別れを切り出したから。」
だから、別れた?
ううん、昂くんだけのせいじゃない。
あの頃の私は、あれ以上、その恋を頑張れなかったんだから。
今ここで責めるのはお門違いだ。
「分かってる。俺が勝手にケリつけたんだ。でも、いざつけてみたら。」
懺悔するような眼差しで私を見つめる。
「ひかりが、俺の中でどれだけ大きい存在だったか、思い知らされちゃったよ。」
バカだったな、と自嘲気味に笑う。
ーーやだ、やめてよ。
変に緊張して手が震える。
喉が異常に渇いてたまらない。
さっき来たビールを一気に喉に流し込んだ。
「え…どうして?」
視線を落として昂くんは続ける。
「なんだろな、こう…心にポッカリ穴が空いたって、こういう事かって。初めて知ったから、かな。」
昂くんが持つグラスの氷がカラン、と音を立てて響く。
「その穴を、代わりの誰かで埋めたり出来なくて。自然とふさがるの待ってたら、一年位かかったかな。」
…うそ。
だって、一応、私がフラれたのに。
きっと、かわいくてキレイな女子大生がいっぱいいて、新しい彼女作って、楽しく過ごしてるんだろうな、って。
私の事なんて忘れて、って。
そう、思ってた。
だから、私も早く忘れなきゃって、受験勉強必死にやって過ごしてた。
「そんな…だって、昂くんが別れを切り出したから。」
だから、別れた?
ううん、昂くんだけのせいじゃない。
あの頃の私は、あれ以上、その恋を頑張れなかったんだから。
今ここで責めるのはお門違いだ。
「分かってる。俺が勝手にケリつけたんだ。でも、いざつけてみたら。」
懺悔するような眼差しで私を見つめる。
「ひかりが、俺の中でどれだけ大きい存在だったか、思い知らされちゃったよ。」
バカだったな、と自嘲気味に笑う。
ーーやだ、やめてよ。
変に緊張して手が震える。
喉が異常に渇いてたまらない。
さっき来たビールを一気に喉に流し込んだ。