眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔
バスが来てバスに乗っていても
終始無言。
静華、冷や汗がとまりません。
“次は~~~~停ぃ、お降りの方はぁ”
あ、ここだ。
近くて少し助かりました。
『じゃあ私はここなのでっ……あれ、城田くん。城田くんは次では?』
降りようと起ち上がった私は
一緒に起ち上がった城田くんに
そう聞いてみた。
4つ目と言っていたはず。
『送る』
『そ、そんな!悪いです!大丈夫』
送るなんて、なんてことを。
ただでさえ教えてもらってる身なのに
送ることまでさせたら
きっと罰が当たりますよ。
『早く降りないと迷惑』
え?あぁ、そうでした。
急いで定期を通してバスを降りる。
でも、その後ろには
城田くんが居ました。