眼鏡の奥に潜む甘い甘い悪魔



『なほも………泣き崩れてた。そんな姿見て、俺。もっと早く伝えてやれてればって思った。こんなことになるなら、泣かせるくらいなら言ってやれてたら良かった。』



『城田くん………』



『それから一年経った一回忌でもなんも変わらないなほ見て、苦しかった。なんとかしてやりたいけど俺じゃ無理できなかった。』



もしかしたら………。


今でもなほさんのこと………




そう思ったら苦しくなります。


苦しかったけど、なほさんの気持ちって
すごく辛いんじゃないのかなって
城田くんの気持ちも。


そう思うと勝手に涙が出てきてました。


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