魅惑のキスネコ!【完】

脱衣所に着くとすでにサヤカちゃんは
浴室に居るようだった。

シャワーの音がする。

あたしも服を脱いで浴室へ。

鏡に映る裸の自分にちょっと緊張。
ちょっと太ったかなぁ。
仕事やめて、運動量減ったし。

ぐっと息を吸っておなかを少しへこませて
いざ浴室に入った。



扉を開けると、
ちょうどサヤカちゃんは
身体を洗い終わった様だった。

「あ!ごめんなさい、
すぐどきますね。」

そう言うとシャワーを止め
バスタブに入った。

あたしはさっきまでサヤカちゃんが居たところに座り
自分も身体を洗い始める。

「湯加減はどう?
熱くない?」

「すごく気持ちいいです。
先に頂いてすみません。」

「もう、サヤカちゃん。
そんな硬くならなくていいって。
ジンも言ってたけど
自分の家だと思って寛いで?」

「寛いでます寛いでます!
ごめんなさい、なんか癖で。
部活で上下関係厳しいんです」

申し訳なさそうに肩を竦める。

「部活、ラクロスだっけ?」

「え!なんで知ってるんですか!
言った事なかったですよね?」

「うん、でもジンから聞いた事があって。
なんとなく覚えてたみたい。」

「そうなんですね。
びっくりしたぁ。」


そんな感じでおしゃべりをしているうちに
あたしも身体を洗い終わって
バスタブに入った。

< 166 / 255 >

この作品をシェア

pagetop