魅惑のキスネコ!【完】
「うはー。
しにそっ」
ぐらぐらとした頭を抱えながら
ジンが降りてくる。
よろつくその身体を
慌てて受け止めた。
「大丈夫?」
「全然大丈夫じゃない。
マジ後悔。もう乗らない。」
そんなジンをみて笑うのは
サヤカちゃん。
「あははっ!
お兄ちゃん弱っ。
すっごく面白かったのに!
カナさんにも乗って貰いたかったー!
あのジェットコースター経験しないとか
人生半分損してますよ!?」
「大丈夫だカナ。
絶対損してないから・・。」
ジンはそういいながら
外に出ると手短なベンチに座り込む。
「はぁあ、ちょっと休憩。」
ジンはぐったりと身をゆだねる。
すかさずその隣にポパイが無言で座った。
「お、シュン。
やっぱきつかったよな。」
「ちょっと気持ち悪いかも。」
ポパイが一言呟く。
あたしはええっ!と声に出した。
「ちょ、ちょっと大丈夫?
吐きそう?」
「ん・・・。
わかんない。どうだろ」
「あたし飲み物買ってくるよ。
ジンとサヤカちゃんは?
なんかいる?」
「あ、私も手伝います。」
全然平気なサヤカちゃんと一緒に
あたしは自動販売機に向かった。