魅惑のキスネコ!【完】


飲み物を買って戻ってくると
ポパイは膝に腕を組み
顔を伏せて座っていた。

その背中をジンがさすっている。

「ちょっ・・!
大丈夫!?」

「あぁ、さっきからこうなんだよ。
おいシュン、飲み物来たぞ。
しっかりしろ」

ジンがポパイを揺するけど
ポパイは顔を上げない。


心配で思わずポパイの前に
前かがみで顔を覗き込んだ。

「ポパイ。
ねぇ、こっちみて?」


「・・・。」

少しこっちを見てくれて
目が合った。

「ポパイ、ほら。
これ飲んで。」

冷たいコーラの缶を開けて
その顔に近づけた。

その瞬間


グイッ・・!!


っ・・・え・・・?



なにが起こったのか
わからない。

手から缶のコーラが滑り落ちる。


身体を突然引かれて。
ポパイにキスをされた。

身体が硬直。
そしてわけが分からないまま
身を捩った。

「っっ!!
ぽぱっ・・!!」

唇の隙間から
声を出すけど
またその唇で塞がれてしまう。

「っ!!!
っっ!!!!」


抵抗しても抵抗しても
離してくれない。

ポパイの舌が
あたしの唇を割る。

その瞬間。


バキッ!!!!!!


鈍い音がして
ポパイが視界から吹き飛んでいった。


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