魅惑のキスネコ!【完】
「うぅん、カナさんのご家族の方らしいんだけど・・?」
サヤカちゃんはそう言うとあたしを見つめる。
「え!そうなの?」
ジンまで、あたしを見てくるから
あたしは頷きざるを得ない。
「あ、うん、まぁ、そう・・。」
かなーりごもりつつ答えると
ジンは慌てて二人を促す。
「じゃぁとりあえず中へどうぞ!
話は中でゆっくりと、な!」
サヤカちゃんと目配せさせ、ポパイも中に招き入れられた。
家族・・・。
たしかにポパイはあたしにとって家族だけど!
関係聞かれたら、ペットとはいえないし・・
いや、むしろ言うべき?
いいチャンス?
でもサヤカちゃん来てるし・・。
ジンに案内されながら
サヤカちゃんとポパイはズンズンリビングに入って行く。
あたしは一番後ろから3人に付いて行きながら
この後どうなるか案じていた