魅惑のキスネコ!【完】

ね?というタイミングで首をかしげられ
ポパイはきょとんとしながらも頷く。


「あぁ、うん。中に入ろうか、迷ってたんだ。」
ポパイがそう言うと
ジンが口を開いた。

「迷うことないのに!
カナの家族は僕の家族でもあるんだから。
いつでも気にしないで遊びに来てくださいよ」


ジンにそう言われるとポパイは渋い顔をしていった。

「そういうトコが嫌いなんだよ。」



「・・え」ジンが固まる。


いや、ジンだけじゃない。
あたしとサヤカちゃんも完璧にフリーズ。


「カナは俺のモノなんだ。
独り占めして人の気も知らないジンは大嫌いだ」


ジンをこれでもかと言うほど
キッと睨むポパイ。


思いがけず暴言を吐かれたジンは静かに口をひらいた

「名前といい、その態度といい・・。
・・君、カナの何なの?」



絶対・・絶命。


< 61 / 255 >

この作品をシェア

pagetop