魅惑のキスネコ!【完】
ね?というタイミングで首をかしげられ
ポパイはきょとんとしながらも頷く。
「あぁ、うん。中に入ろうか、迷ってたんだ。」
ポパイがそう言うと
ジンが口を開いた。
「迷うことないのに!
カナの家族は僕の家族でもあるんだから。
いつでも気にしないで遊びに来てくださいよ」
ジンにそう言われるとポパイは渋い顔をしていった。
「そういうトコが嫌いなんだよ。」
「・・え」ジンが固まる。
いや、ジンだけじゃない。
あたしとサヤカちゃんも完璧にフリーズ。
「カナは俺のモノなんだ。
独り占めして人の気も知らないジンは大嫌いだ」
ジンをこれでもかと言うほど
キッと睨むポパイ。
思いがけず暴言を吐かれたジンは静かに口をひらいた
「名前といい、その態度といい・・。
・・君、カナの何なの?」
絶対・・絶命。