永遠(とわ)に果てぬ愛



今更、そんなことされても仕方のないことだ。

私は、怜央に詳しく話した覚えはないけど、姉弟で路頭で迷っていたら大方予想はつく。

そのため、今更なんだ。


ちらっと怜央を見たら、その表情が全てを物語っている。

呆れるようにため息を吐き、祖父から目をそらしている。



「和奏ちゃん、この人誰?」



いつの間に隣に来たのか。

私の隣には怜央しかいなかったのに、逆隣に八塚くんがいて不思議そうに聞いてくる。

そう聞くってことは、八塚くんはこの人を知らないんだ。



「私の母方の祖父だよ」



聞かれたことに、こっそりと返す。

そんなことを言うのすら嫌だと、表情に丸出しで。




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