永遠(とわ)に果てぬ愛



そんな時、急に振り向いて言った。

ただ、なんのことを言っているのか分からないし、この子にこんなこと言われる理由もないはずだ。



「なんのこと?
だいたいあなた、誰?」



そう聞くと、なぜか驚いている。



「あたしを知らないの?このあたしを?そんなことあるの?」



その言葉に、私は唖然とする。

誰もが自分を知っていると勘違いするこの女に、呆れるしかない。


高3になってもうずいぶん経つけど、私は部活など一切していない。

他のクラス、他の学年との交流はほとんどない。

だから、クラスが違えば知らない人だってたくさんいる。

なぜ、そうは思わないのだろう。



「あたしは、あの宝来グループの娘、宝来乃愛よ。覚えておきなさい」




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