永遠(とわ)に果てぬ愛



家に帰っても、自室にこもることが多かった。

怜央の顔が見れなかったんだ。

見たら、いろんなことを口走りそうで。

喧嘩になってしまいそうで嫌だった。


食事も、私は一緒に取らなかった。

用意だけして、あとは拓海に任せた。

最初こそは呼びに来ていた怜央だけど、そのうち呼びにも来なくなった。



「和奏?」



コンコンというノックの音と共に、怜央の声がした。



「もう、寝てる?」



その問いに、返事をすることはなかった。

そのうち怜央も諦めたのか、部屋の前から立ち去る。


鍵はかけてある。

だけど、怜央なら容易に開けることが出来る。

今までなら勝手に開けて入ってきていたのに、どうしてしなくなったの?




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