永遠(とわ)に果てぬ愛
「お、越智くん……?」
そこにいたのはなんと、越智くんだった。
いるとは思っていない人がいて、少し動揺した。
「水城?帰ったんじゃなかったんだ」
いつもと変わらない笑顔を向けられると、不意に泣きそうになった。
「あ、私、邪魔だね。帰ります」
そう言って背を向けて立ち去ろうとしたけど、腕を引っ張られて止められた。
「何で帰るの?別に邪魔じゃないから、いなよ」
不思議そうに言われて、なぜかフェンスを背に隣に座るよう促された。
そこへ座ろうか迷っていると、目で早く座れと訴えられた。
それに逆らえず、私は言われた通りに隣へ座った。
「何で1人でいるの?深町と一緒にいるんじゃないの?」