永遠(とわ)に果てぬ愛
「じゃあ、そういうことで。
放課後、待っているから」
わざと顔を近付けて、耳元で言った。
それに彼女は、耳まで真っ赤にしている。
こんな状況に慣れていないのだろう。
これからが、本当に楽しみになってくる。
真っ赤になった中でも、こくりと頷いた彼女を確認してから、屋上を出た。
「ちょっと、天羽っ。待ちなよっ」
そんなオレを、深町が追いかけて来た。
振り向くと、案の定怒っていた。
「どういうこと!?
あんな強引に事を進めていいと思ってんの?」
「安心しろよ。
すぐに手を出すことはねぇから。……たぶんな」
「当たり前!
そんなことしたら、ただじゃおかないから」
怒りは収まらず、睨みつけながら続ける。