永遠(とわ)に果てぬ愛



まずい。

コイツ、本気で締めかねない。

その前に、腕と首の間に自分の手を入れて防いだ。



「無理強いはするなと。それだけだよ。
直輝が気にするような話しはしていない」



それで納得したのか、ようやく腕が放れた。

そんなに心配なら、四六時中一緒にくっついていればいいと思う。

だけど実際、コイツらだってそれ以上の関係ではなかった。



「お前は、手に入れねぇの?
オレは、動き出したけど」



そう聞くと、うーんと少し考えたような顔をして言った。



「怜央が動いたな、お俺もそろそろ動こうかなぁ」



なんて言って、にやりと笑う。

本当に、深町が気の毒だと思った。




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