永遠(とわ)に果てぬ愛



「和奏って、就職すんの?」



私の手元にある求人票を見ながら言う。



「当たり前じゃん。稼ぎがないと、拓海が困るし」


「何言ってんの?天羽んとこにいるんだから、拓海が困ることはないでしょ」



不思議そうに、そんなことを言われてしまう。



「だって、あの家にいるのも卒業までだもん。だから、稼がなきゃ」


「はぁ?あんた、結婚するんでしょ?」


「ちょ、声大きいって」



慌てて莉奈の口を手で塞ぐ。

幸い、近くに人は誰もいなかったから良かったけど。



「何で、出て行く準備してんのよ」



私の手をどけながら、怒ったように言う。




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