永遠(とわ)に果てぬ愛



進路の話し、拓海にもしたのだろうか。



「まぁ、もちろんそれもあるよ。だけど、私は莉奈みたいに夢がある訳じゃないから。1人だとしても、就職を選んでいたと思う」



そう言ったところで、ようやく怜央の表情が和らいだ。



「僕のために、姉さんの人生を犠牲にして欲しくない、だと」



やっぱり、拓海とも話していたんだ。

大丈夫。拓海のためだけじゃないから。



「そこまで言えば、拓海も納得するだろうな。でも、やっぱり就職先はないんだ」



なんだか他人事のように言っているけど、怜央はいいのだろうか。



「怜央は……どうするの?」


「オレ?オレは、父さんの会社。直輝もだけど、オレらに受験は関係ない」



あ、2人共社長の息子だった。




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