永遠(とわ)に果てぬ愛
受験しなくて羨ましいけど、その分もう働いているし。
それに、社長の息子という目で見られるから、最初から大変なんだろうな。
そんなことを思っていると、怜央は思いもよらない発言をした。
「和奏、うちの会社で働けば?受験なしでいけるし」
「は?何言ってんの?受験なしとか、なんの権限があって怜央が言うの?決定権は親でしょ?」
「次期社長って権限がある」
「それでも、今はまだ親だよね?偉そうに言わないで」
そう言ったとたん、私は止まってしまった。
怪訝な顔したあと、睨みつけるように言ったけど、そんな表情だって戻ってしまっている。
「和奏?」
そんな私の異変に怜央も気づいて、覗き込むように私を見る。
それが少し恥ずかしくて、何でもないと首を振る。