永遠(とわ)に果てぬ愛



急に、拓海が大人びて見えた。

まだ中学1年生のはずなのに、考えが大人だった。



「それだから、怜央兄の家に居続けることに不安を感じているのかもしれない」



やっと分かった。

ここにいてもいいかと消えそうな声で呟いた意味を。



「拓海、わりぃな。姉さんを不安にさせて。
でも、もうきちんとするから。正直に話すって決めたから」



そう言うと、拓海の表情がようやく和らいだ。



「僕は、怜央兄のこと信じているから。
姉さんを、よろしくお願いします」



頭を下げる拓海に、オレは力強く頷く。

それから、3人で家に帰る。

3人で帰った来たことに和奏は驚いていたけど。

そして、いつも通り4人で夕食をすませる。




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