永遠(とわ)に果てぬ愛



「そうだな。じゃあ、上がって。
あ、こっちはオレの母さんね。普段は仕事しているから、父さんと同じくほとんど家にいないけど」



にっこり笑う母さんを、簡単に紹介した。

彼女は、慌てて頭を下げる。

様子を見る限り、母さんのことも覚えていないみたいだった。



それから、直輝は帰って行き、オレらは部屋に行くがてらに家の案内もした。

見る全てのモノが新鮮なのか、ずっと驚いた表情をしている。

そして、ある部屋の前まで来て立ち止まる。



「じゃあ、こっちが……名前、なんだっけ?」



名前を聞いていないことを思い出して、弟に向かって聞いた。



「あ、水城拓海です。中1です」



弟は、素直に答える。



< 45 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop