永遠(とわ)に果てぬ愛
「そうだな。じゃあ、上がって。
あ、こっちはオレの母さんね。普段は仕事しているから、父さんと同じくほとんど家にいないけど」
にっこり笑う母さんを、簡単に紹介した。
彼女は、慌てて頭を下げる。
様子を見る限り、母さんのことも覚えていないみたいだった。
それから、直輝は帰って行き、オレらは部屋に行くがてらに家の案内もした。
見る全てのモノが新鮮なのか、ずっと驚いた表情をしている。
そして、ある部屋の前まで来て立ち止まる。
「じゃあ、こっちが……名前、なんだっけ?」
名前を聞いていないことを思い出して、弟に向かって聞いた。
「あ、水城拓海です。中1です」
弟は、素直に答える。