永遠(とわ)に果てぬ愛
不機嫌そうなのは、いつものことだ。
それに、オレに逆らってもいいことはないと分かっているから。
それから2人で、彼女たちのところへ戻った。
「もう1人、紹介しとく。
オレの弟の理央。中2」
「理央です。よろしく」
礼儀正しくお辞儀をした。
彼女たちも同じく、頭を下げる。
心なしか、拓海は嬉しそうだった。
やっぱり、知らないところだから、歳が近いヤツがいることが嬉しいのだろう。
「可愛いねぇ」
オレの耳元で、理央が呟いた。
その視線の先は、どう見ても彼女だ。
「やらねぇぞ」
睨みつけるように言うと、理央は笑った。
「兄貴から奪うなんてことしないよ。
だけど、乃愛はどうするつもり?」