永遠(とわ)に果てぬ愛
直輝のとこもオレんち同様に、結婚相手は自由。
だから、なんの弊害もなく婚約した。
何より、幼なじみだからスムーズにいったみたいだ。
「あー、寂しくなるな。卒業したら、こうやって和奏と逢えなくなっちゃう」
「地元にいるんだから、逢えるよ。夜でも、時間作って逢おうよ」
オレと直輝は、親の会社を継ぐためにそこへ就職。
深町は、専門学校に合格した。
それも、地元だからここを離れることはない。
そして、和奏はというと、オレと同じく父さんの会社への入社が決まった。
父さんも母さんもそれを望んでいた。
だけど和奏は、贔屓は嫌だ、と言ってちゃんと試験を受けて合格した。
面接担当には何も言っていないから、和奏の実力だ。
いずれは、秘書検定を受けてオレの秘書になって欲しい、が両親の願いだ。
それは、オレも同じだけど。