永遠(とわ)に果てぬ愛
その人物にいち早く気づいた深町が、大きな声を出す。
そして、和奏を守るかのように和奏の前に立つ。
その様子にただ事じゃない雰囲気を感じ、扉の方に目を向ける。
すると、そこにはここにいるはずのない人物が立っていた。
「宝来乃愛……?」
何でここに?
イヤ、そもそもどうやって入って来た。
今日は警備員もいるし、なによりコイツと御崎は要注意人物として挙げられている。
簡単に入ってこれる訳がないんだ。
「大丈夫よ、怜央。今、あなたを解放してあげるから」
オレを見ながらそんなことを言う。
意味が分からない言葉。
解放って何から?
オレは、アンタから解放されたいけど。
「キミは何をやっているんだ?」
父さんが、ゆっくりあの女に近づく。