永遠(とわ)に果てぬ愛
「おじさま。おじさまも怜央も、あの女に騙されているんです。
両親がいないことを使って、怜央に無理言って取り入ったんですよ。
あの女さえいなくなれば、怜央はあたしのものなの……!」
そう言った瞬間、あの女は走り出した。
和奏へ一直線に。
ちらりと見えた、あの女の手元。
ヤバイと思った瞬間、何かが風のように通り過ぎ、ガタンッ、バタンッと凄い音がした。
本当に一瞬のことで、何が起きたのか分からなかった。
「はぁ、間に合った、かな」
そう言ってあの女に跨っていたのは、なんと悠真だった。
「悠真?お前、今日来ないんじゃ……」
オレら2人が一緒にいるのを見るのは辛いからって、来ないはずだった。
「そのつもりだったんだけど、俺の友達がこの女に手を貸してしまったって言いに来てさ。
企みを聞いたら、水城が危ないって思って、駆けつけた訳」