永遠(とわ)に果てぬ愛



怜央の言葉をそのまま返すと、にっこり笑って頷いた。

紹介って、誰を紹介するのだろう。

実は……って女が出てくる訳がないし。

かと言って、紹介されるような人はいないと思うんだけど。



「怜央様、お連れしました」



さっきの女性が丁寧に言うと、怜央が頷く。

そして、連れて来られた人を私の前に立たせた。


……え?嘘……。

私。夢でも見ているのかな。



「……お父さん?」



つい、そう呟いてしまうほど、目の前にいる男性は私の父親にそっくりだった。



「良かった。一目見てそう言ってもらえて」



男性が呟いたその声もそっくりだった。

笑った顔も。

この人は一体、誰?




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