永遠(とわ)に果てぬ愛



「昨日、俺が助けたせいで、水城と俺が噂になっているから……」



ああ、そのことで謝っているのか。

別に、それについて怒りはしないけど。



「別に、仕方ねぇよ。状況が状況だから。
それに悠真、もう和奏に気持ちはねぇんだろ?」


「ああ、それは誓ってない。俺の中で消化したから」



入社した時、悠真がいて本当に驚いた。

オレにも内緒で受けていたらしい。

まだ和奏に気持ちがあるせいなのかと思ったけど、半年ぐらいで“もう大丈夫だから”と言われた。

何より、人に女を紹介してもらって前向きに頑張っていると言った。

その子とは、未だに付き合ってはいねぇみたいだけど、仲はいいらしい。

そんなこともあり、和奏への気持ちは薄らいだらしい。



「それより悠真、和奏と噂になったことでヤバイことが一つある」


「ヤバイこと?」


「和奏を襲っていた林ってヤツ、裏でヤバイことしてそう」



そう言って、先輩から聞いたことを悠真に話した。



「なるほどね。それで、俺が標的になるのか」


「悪いな。ちょっと、予想外だった」


「怜央にも、予想外のことってあるんだな」



意外そうに悠真が笑う。

オレだって完璧じゃねぇんだよ。

和奏に関しては特に。




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