私たちで奏でる物語

那斗くんが私の肩に回していた手をぎりりっと音が聞こえそうなほど握りしめている


「いってぇな!!離せよ!」

「何しやがんだテメェ!!」

「それはこっちの台詞だ」


那斗くんが男を睨む


「その子、僕たちの連れなんだけど~…何してくれてんの?」


恋くんが笑ってるのに目だけは笑ってるように見えなくて、いつかみたいに感嘆符ナシに、しれっと冷め切った口調で言う


「さっさと消えろ」


龍くんからは真っ黒なオーラみたいなものが見える


三人の迫力は凄まじくて私は体を動かすことができなかった





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