僕は弟。~シスコンじゃない!~



“P.S  残っているダンボールはアルバムと思い出です。
      いつでも楓麻のそばにいるよ。”







僕の生まれたばかりの写真から、高校の卒業式、この家に二人で住むことになったときに撮った写真まで、全部記されていた。




「ずるいよ、姉ちゃんっ…。」





こんなにも思い出を残されたら、次に進めない。



ずっと思い出だけで生きていける気がするくらいに、詰まってる。





今、胸の中にある、ひとつの確信。








…僕はずっと、ずっと姉ちゃんが好きだった。



姉としてではなく、一人の女性として。










このことに気づけて良かった。





姉ちゃん、ありがとう━━━━。



< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop