七神〜私と君で咲かす花〜
いつの間にか、月神の肩には彼の遣いである青が乗っていた。
遣いまで……どういうこと!?
「誰だ!?出てこい!」
月神は誰もいないところに向かって叫ぶ。
すると、「あーあ、見つかった♪」という明るい声と共に、物陰から女子が1人姿を現した。
「っ!? あんた…」
目を見開いて、彼女を見る。
そこに居たのは、転校生の百合田さんだった。
「百合田さん、どうしてここに……!?」
「つれないなぁ。未琴でいいって言ったじゃん!琥珀チャン」
「み……未琴……」
試しに呼んでみると、未琴は「そうそう♪」と笑う。
「何故、お前がここにいる。何でも屋……」
月神が睨みながら言った。
未琴は「いやぁ」と頭をかく。
「千尋、何でも屋って……?」
「その名の通り、何でも引き受ける商売人だよ。あっちの世界の」
あっちの世界ってことは、妖化が沢山出る、異空間………。