龍神様との恋愛事情!
「あなたも、神様…?」
「そうだよ」
ニコニコしてる彼の顔をまじまじと見て、一言。
「……………嘘だ」
信じられなくてボソリと呟いた。
だって、フレンドリーだし、どう見たって人間ですってオーラを放ってる。
神様っていったら、もっと神々しいものじゃないのかな。
「嘘じゃないよ。私は龍神だからね」
「龍神?もしかして、七不思議に出てくる白龍?」
まさか、と思って聞いてみた。
すると。
「うーん…白龍ではないかな」
あ、なんだ。
やっぱり違うんだ。
なら龍神っていう話も嘘なんじゃ…。
「私は黄龍(こうりゅう)なんだよ」
「は…?」
「だから、黄色い龍。黄龍」
彼はまた小石を持って、地面に「黄龍」と書いた。