龍神様との恋愛事情!
血…?頭から…?
そっか…だから、こんなにイタいんだ…。
ボンヤリと目を開け、視線だけで周りを見回した。
嫉妬に狂った女性の顔ばかりが視界に映る。
不意に、金髪の美女と目が合った。
あの龍神様は確か…鏡花(きょうか)様。
前に千早様の部屋へ通してくれた優しい龍神様だ。
彼女なら、助けてくれるかもしれない…。
淡い期待を胸に、私は鏡花様に呼びかけた。
「きょ…か、さま…」
ピクリと反応した鏡花様。
けれど、フイッと顔を背けられた。
ああ…やっぱりダメだったか…。
そうだよね。
鏡花様にとっても、私は邪魔な存在なんだ…。
泣きそうになった。
この状況をどうすればいいのか全くわからない。
助けて……千早様…。