龍神様との恋愛事情!
「やり過ぎではなくて?人間の血など見たくないわ」
庇ってくれたのは鏡花様ではなく、青い髪の龍神様だった。
「血を流さなければいいのね?なら、こうしましょうよ」
紅い髪の龍神様がまた私の髪を掴んで持ち上げた。
「誰か押さえててちょうだい」
彼女は近くにいた他の龍神様に命令すると、私の両腕をしっかりと掴んでおくよう指示を出す。
何をするの…?
身動きがとれなくなった私は、髪を引っ張る紅い龍神様を見上げた。
すると、彼女の手の平にボッと炎が灯る瞬間を目にしてしまった。
「わたくしは赤龍だから炎が扱えるの。今から貴女の顔をこんがりと焼いてあげますわ」
ニコリと微笑みながら私の顔に炎を近づける。
う…そ…。
彼女は本気だ…!
私を投げ飛ばしたんだもん!
顔を焼くことだって……やる!
「い、やっ!やめて!!」
「うるさいですわよ」
身動きがとれない!
徐々に近づいてくる熱い炎。
目に、頬に、危険な火の熱を感じた。
「いやぁあああ!!!」