龍神様との恋愛事情!
「どうだ?」
「え?」
「まだ痛むか?」
問われて我に返った。
痛く…ない。
痛みが消えた。
「痛くないです」
ジンジンしてたお尻も、ズキズキしてた背中も、ガンガンしてた頭も、すっかり普段通り。
額を触ってみたら指に血がついたけど、傷はなくなっていた。
「伊吹様の力ですか?」
「そうだ」
「ありがとうございます。傷まで治して下さって…」
「礼はいい。それよりも」
伊吹様は私の浴衣の袖をまくった。
左腕が曝される。
「俺の力をまた注いだから、龍化が進行し始めた」
伊吹様の言う通り。
綺麗だった左腕には白い鱗が複数浮き出ていた。
「龍化を抑えるには…わかっているな?」
伊吹様の瞳が妖しく光る。