龍神様との恋愛事情!

「き…キス、ですか?」


イエスと言うように伊吹様がにんまり笑う。


「今日こそはお前自らの行動に期待するが…」


唇をガリッと噛み切り、伊吹様の用意が整う。


「無理か?」


からかいを含んだ問い掛け。

伊吹様は、私がどうせ自分から舐めれやしないと思い込んでる。


でも……今日くらいは。

助けてもらった今日だけは……あなたに応えたいと思ってしまった。


ゆっくりと迫ってくる伊吹様に顎を掴まれる。

けど、私は――。


自分から舌を出して、伊吹様の唇をちろっと舐めた。


「………っ!?」


伊吹様の瞳が最大限に見開かれる。

そのまま固まってしまった伊吹様。

恥ずかしくてすぐに離れた私は、伊吹様の表情を観察しながら彼のアクションを待った。


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