龍神様との恋愛事情!


 翌日は朝から晩まで私の隣に必ず千早様がいた。

さすがにトイレやお風呂は一緒の空間にいなかったけど、それ以外は常に離れなかった。

午後の見回りの一時も、千早様は私を屋形に置いていくのではなく、一緒に連れてってくれた。


龍の姿に戻った千早様の手に座って、この世界を空から眺める。

ほとんど屋形から出ない私には良い気分転換ともなった。



「うわー!火山がある!向こうには…雪山?」


初めて見る風景を前にはしゃぐ私に、千早様が丁寧な解説をくれた。


「火山には赤龍、雪山には白龍が住んでいるんだよ」


千早様によると、巨大な転生山を中心に、北には海、東と西と南には山があって、黒龍は北、青龍は東、白龍は西、赤龍は南を棲家(すみか)にしているんだとか。


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