龍神様との恋愛事情!
「私達黄龍は中心にある転生山を棲家にしてるんだ。黄龍は四龍を束ねる存在だからね」
そうだよね。ボスだもんね。
「まとめ役って大変ですか?」
「まあ、それなりにね。みんな個性が強いから」
北の海上を飛行しながら千早様は大きな溜息を漏らした。
なんか、少しつつけば苦労話がボロボロ出てきそう。
「そうだ!個性が強いと言えば、銀龍の話はしたかな?」
「銀龍?」
「そう。五龍に属さない、特殊な龍なんだよ。ずっと東にある霧深い山に住んでいるんだけど、滅多に姿を現さない」
「何が特殊なんですか?」
「銀龍はね、私達五龍にも、その姿を見ることができないんだよ」
え?
それって、つまり…。
「銀龍は透明なんだ」