龍神様との恋愛事情!
私、情けないな…。
いつもいつも、白龍様に助けられてばかり。
自己嫌悪してしまう。
白龍様に迷惑かけてばかりの自分が、嫌い…!
「……すまない」
また白龍様が謝った。
「どうして、白龍様が謝るんですか…?」
隣を見たら、白龍様は前髪からポタポタと雫を滴らしていた。
美しい横顔に思わず見惚れそうになる。
「俺のせいでお前の身体は変わった。お前が傷つくのは……俺のせいだ」
「ち、違いますよ!私は白龍様のせいだなんて思ってません」
「だが、龍の鱗のせいで…お前は…」
辛そうな眼差し。
白龍様はギリッと唇を噛んだ。
白龍様…私がどうしてあんな目にあってたか知ってるんだ…。
なら、ちゃんと伝えなきゃ。