龍神様との恋愛事情!
「白龍様が、大好きだからですよ」
微笑みながら告げる、私の思い。
「あなたしか、見えないからです」
泣きそうになった。
私も、白龍様も。
「桜……っ」
「ん……ぁ…」
落とされた口づけは血の味じゃなかった。
雨に濡れたせいか、普段よりしっとりと感じた白龍様の唇。
「はぁ……桜が欲しい…」
優しく床に押し倒された。
覆いかぶさってくる白龍様がとても色っぽくてドキドキする。
胸が壊れてしまいそう…。
「今更欲しいだなんて、おかしいです。前に白龍様、言いましたよね。私は白龍様のものだと。なら、私の全てはとっくに白龍様のものなんですよ」
「そうか……。そう言ってくれるのか…お前は」
頬に、首筋に、鎖骨に接吻された。
誓いのように。
一つ一つが、特別な口づけのように。