腕枕で眠らせて＊eternal season＊

＊前作のあらすじ＊

＊前作のあらすじ＊





職場で酷い失恋をして人に臆病になった鈴原美織(25)は、会社を辞め硝子のインテリアオブジェ“サンキャッチャー”を造りネット販売して暮らしていた。

そんなある日、美織のサンキャッチャーを気に入り取り扱わせて貰いたいと云う申し出のメールが届く。

それは、都内で雑貨店【pauze】を経営する水嶋紗和己(29)からだった。


最初は失恋の古傷から男性に対する警戒心が消せなかった美織だけれども、ビジネスを通し紗和己の穏やかな優しさに触れていくうちに、段々と彼を信頼していくようになる。


紗和己の包み込むような優しさに、日々、辛かった過去を癒されていく美織。

やがて二人はお互いへの想いを認めあい付き合うようになる。



【pauze】店長の玉城夏々や、美織の元カレの楷斗の事で、悩んだり焦ったり、時には信じる心を見失ってしまう事もあったけれど、紗和己の揺るぎない愛と、一生懸命に彼を愛そうとする美織のひた向きさで、二人は絆を深めていく。



そして、二人が付き合って一年半。

互いをもっと必要とし、もっと側に居たいと思うようになった二人は、紗和己の住むマンションで一緒に暮らす事を始めた。