jack of all trades ~珍奇なS悪魔の住処~【完】
病院のある一室で、赤ん坊の泣き声が響き渡った。
「おめでとうございます! 元気な男の子ですよ!」

わたしも立ち合っていた香さんにも涙が溢れた。
「蕾、よく頑張ったね・・・・・・」
「香さん・・・・・・早くこの子の名前を呼びたい・・・・・・」
「あぁ、早く呼んで聞かせてあげよう」
わたしは、深呼吸をして囁いた。
「真諭(マロン)・・・・・・お帰りなさい・・・・・・」

わたしは今幸せだ。
泣いて過ごしてきたのが嘘のようだ。
世界中で一番幸せかもしれない。
そんな子供じみた考えもできてしまうほどに・・・・・・。
愛する友達と愛する夫、そして愛する子供がわたしを囲んでくれるから。

型破りのI LOVE YOU


人と同じはつまんない
型に はまれば 
しあわせだなんて誰が決めたの?

わたしは 型破り
もっともっと 型破りにあなたに惚れこみたい
それ以上に欲しい あなたの型破りなLOVE

ダイナミックにお洒落に
そして繊細に共鳴しちゃうの

海水が舌を巻くほど甘いように
水色が一握りほどの 虹色の空のように
静止した星がクルクル回り出して、光のメリーゴーランドになるように
どの果実の皮をむいても 全て桃色のように
スキップのステップを間違えても
舌を出してチャーミングになれるように

世に はまれないわたしは
あなたに ハマってる

あなたがいると
わたしは型破りじゃないの
HAPPYの罠にはまった
ツイてる欲張りなホトトギス


                                      





















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