jack of all trades ~珍奇なS悪魔の住処~【完】
それからというもの、志音は顔を見せなくなった。
メールをしても、忙しいの一点張りだった。
そんな態度に胸を痛めながら、1週間ほどが過ぎたある日、不思議なことが起こった。
真論と添い寝をしながら、うとうとしていると、普段よりも工事の音が大きくなっていることに気付いた。
毎日、聞いていると、少しの変化でも分かるようになってくるものだ。
あの道具を使っているとか、何人で工事しているとか、自分には全く役に立たないことではあるが・・・・・・。
真論を抱っこして、2階へと降りた。
「香さん・・・・・・」
「どうした?」
香さんが心配そうな顔で見てきた。
最近、志音のことで元気がないわたしを、香さんは気に掛けてくれているのだ。
「いつもより、工事の音が大きいの。振動も強いし・・・・・・」
香さんは、わたしのおでこにキスしながら、頭を撫でた。
「よし、一緒に見に行こうか」
「うん!」
先に扉の前に立ったわたしを、香さんは軽く引っ張った。
「どうしたの?」
後ろを振り向くと、そのまま、唇を奪われ、それは深いものへと変貌を遂げた。
少しできた隙間から、声を漏らした。
「そ、そんな急に・・・・・・誰かきたら・・・・・・ま、真論だって・・・・・・」
立っていられなくなって、水不足の茎のように、へなへなと床に座り込んだ。
それでも、香さんはわたしを離さなかった。
今は、夜の気分だよとでも言いたそうな、目付きだった。
メールをしても、忙しいの一点張りだった。
そんな態度に胸を痛めながら、1週間ほどが過ぎたある日、不思議なことが起こった。
真論と添い寝をしながら、うとうとしていると、普段よりも工事の音が大きくなっていることに気付いた。
毎日、聞いていると、少しの変化でも分かるようになってくるものだ。
あの道具を使っているとか、何人で工事しているとか、自分には全く役に立たないことではあるが・・・・・・。
真論を抱っこして、2階へと降りた。
「香さん・・・・・・」
「どうした?」
香さんが心配そうな顔で見てきた。
最近、志音のことで元気がないわたしを、香さんは気に掛けてくれているのだ。
「いつもより、工事の音が大きいの。振動も強いし・・・・・・」
香さんは、わたしのおでこにキスしながら、頭を撫でた。
「よし、一緒に見に行こうか」
「うん!」
先に扉の前に立ったわたしを、香さんは軽く引っ張った。
「どうしたの?」
後ろを振り向くと、そのまま、唇を奪われ、それは深いものへと変貌を遂げた。
少しできた隙間から、声を漏らした。
「そ、そんな急に・・・・・・誰かきたら・・・・・・ま、真論だって・・・・・・」
立っていられなくなって、水不足の茎のように、へなへなと床に座り込んだ。
それでも、香さんはわたしを離さなかった。
今は、夜の気分だよとでも言いたそうな、目付きだった。