クリスマスの夜、星空の下で。
「って。あっ!!もう9時じゃんっヤバッ」

いきなりすごく大きな声で言ってきたもんだから、ビックリした。

「俺、そろそろ帰んなきゃ!!」

「え、あ、そっか。バイバイ。」

「おぅ!バイバイ。またな!」

ニカッと眩しい笑顔を私に向け、去っていった。

“またな”

という言葉が頭から離れられなくて。

「またっていつ…?」

そう一人で呟いていた。

本当、別れはあっという間だった。
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