プリーズ・イート・ミー
あたしはちょっと声のトーンをあげて、できるだけ明るく言った。


「いやいや。あたし、ちょっと鈍いとこあるし。だから、まぁタイミングはアレでしたけど、はっきりさせてもらえて良かったな~……って思ってます。なので、もうメールもやめます。……って、数えるほどしかしてないか……ハハッ」


シーンって沈黙。

普通ったって、やっぱそう上手く話せるもんじゃないなぁ……。

これ以上ここにいたら、また迷惑に思われるかもしれない。
もう部屋に戻ろうかな……。そう思ったそのとき、あたしはあるものに気づいた。


「ええっ、すごい! 何これっ!」

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