たった一つの願いをこめて
リンゴの木の真下、ルナは月の光に照らされて、金色に輝くリンゴを頬張っていました。
ルナはミリアンがいることに気付いていない様子。
ミリアンは恐る恐る話しかけました。


「あの・・・」


ルナはリンゴを片手に持ち、ゆっくりと振り返ります。
そして、ミリアンはそんなルナを見て驚きを隠せませんでした。
まあるい月に負けじと、まんまるに開いた瞳にポカンとあいた口元。


「あなた・・・。違う色」


月の光に照らされたルナの色は、とてもはっきりと見えたのです。
ルナは異色である銀色の瞳を隠すことなく、ミリアンを見て微笑みました。

「怖いかい?」
< 24 / 46 >

この作品をシェア

pagetop